貞方 熱帯コースで躍進「66」暫定5位浮上「集中力切れず」

[ 2016年1月31日 05:30 ]

第3ラウンド、7番で、第2打を放つ貞方章男

男子ゴルフツアーSMBCシンガポール・オープン第3日

(1月30日 シンガポール セントーサ・ゴルフクラブ=7398ヤード、パー71)
 第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われたが、日没のため第3ラウンドは完了せず、13人がホールアウトできなかった。第2ラウンドで37位だった貞方章男(36=アイダ設計)が1イーグル、6バーディー、3ボギーの66をマークし、通算6アンダーの207で暫定5位に浮上した。日本勢最上位は小林伸太郎(29=焼鳥まさや)で通算7アンダーの暫定3位。宋永漢(ソン・ヨンハン)(24=韓国)が通算9アンダーで暫定首位に立っている。

 国際経験豊富な貞方が熱帯のコースで躍進した。66をマークして暫定5位に浮上し、「途中で集中が切れることなくできた。スコアも良かった」と汗を拭った。

 第2ラウンドは前日に1ホールしか消化できておらず、この日は朝早くから合計35ホールを回る長丁場だった。「体がつりそうだったが、逆に力が抜けて良かったのかな」と好ショットを連発した。第3ラウンドの3番パー4は494ヤードと長く難しいが、残り220ヤードの第2打を3メートルにつけてバーディー。4番パー5ではグリーン手前からチップインイーグルを奪い、白い歯をのぞかせた。

 14歳で単身渡米し、米ツアーに参戦した経験もある。日本でシードは維持するものの、ツアーは未勝利。「目の前の一打に集中してやっていくだけ」とめぐってきたチャンスに気を引き締めた。

 ▼暫定3位・小林伸太郎 ペースをつかめなかった。我慢のゴルフだった。(首位とは2打差の好位置)

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