本郷 逃げ切りV「納得いく演技」地元で殻破り自己新更新

[ 2016年1月31日 05:30 ]

フィギュア成年女子 生き生きとした表情でフリーの演技をする愛知の本郷理華

 国民体育大会冬季大会スケート、アイスホッケー競技会第4日は30日、岩手県・盛岡市アイスアリーナほかで行われ、フィギュアスケート成年女子はショートプログラム(SP)1位の本郷理華(愛知・邦和スポーツランド)がフリーもトップの142・75点をマークし、合計213・94点で優勝した。村上佳菜子(愛知・中京大)が175・17点で2位となった。スピードスケート1500メートルの成年女子はソチ五輪代表で41歳の田畑真紀(富山・ダイチ)が従来の記録を0秒83上回る2分0秒92の大会新で優勝、同男子は帰山雄太(茨城・開発計画研究所)が勝った。

 フィギュア成年女子の本郷は国内大会での参考記録ながらSPに続いてフリーも自己ベストを大きく更新。2位に38・77点の大差をつけて優勝し「両方とも納得いく演技がそろったのは今季初めて。目標だった(合計)200点超えができて素直にうれしい」と声を弾ませた。仙台市出身の本郷には地元東北での国体。親族らも見守る中で「楽しく思い切る」をテーマに持ち味を発揮して殻を破った。16年初戦を飾り「しっかりやれば国際大会でも高得点が出るプログラムだと思えた」と四大陸選手権と世界選手権へ、手応えをつかんだ。

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2016年1月31日のニュース