シャンソン、デンソーに雪辱 主審提訴問題の発端…因縁相手

[ 2016年1月31日 05:30 ]

<シャンソン・デンソー>第3Q、シャンソン・本川はデンソーのディフェンス網をかいくぐってシュートを決める

 女子バスケットボールのWリーグで判定をめぐって主審を提訴したシャンソン化粧品が30日、問題が起きた試合の相手であるデンソーと兵庫県姫路市内で対戦した。異例の騒動の中で迎えた一戦は「目の前の試合に集中しよう」と挑んだシャンソン化粧品が63―56で勝利。判定に揺れて59―61で敗れた昨年11月の雪辱を果たした。

 女子日本代表でシャンソン化粧品のフォワード本川は「変わらずに自分たちのプレーをしようと思った。アグレッシブにできて勝利をすることができた」とデンソーとの接戦を振り返った。11月の対戦は後味が悪い幕切れだった。53―53で迎えた試合終了間際にフリースローのチャンスを得たと思われたが、デンソー側の指摘で判定が覆った。結局、延長戦で敗れた。

 シャンソンは1度出された判定が何の説明もないまま取り消されたことを問題視。Wリーグに検証を求めたが意図する回答は得られず。12月に主審に対して約3000万円の損害賠償を求める訴えを起こした。

 異例の騒動が明るみになって迎えた一戦。影響を聞かれたシャンソンの丁海鎰(チョン・ヘイル)ヘッドコーチは「ないです。我々は一生懸命バスケをするだけ。連敗していたがこれで自信が持てる」と前を向いた。

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