福士加代子 独走Vでリオ切符前進!4度目五輪で初マラソン代表へ

[ 2016年1月31日 14:31 ]

大阪国際女子マラソンで、スタートして競技場を周回する(左から)重友梨佐、竹中理沙、福士加代子ら

 リオデジャネイロ五輪の代表選考を兼ねた大阪国際女子マラソンは31日、ヤンマースタジアム長居(大阪市)発着で行われ、福士加代子(33=ワコール)が日本陸連が定める派遣設定記録(2時間22分30秒)を上回る2時間22分17秒で独走優勝を飾った。福士は25キロ手前で単独トップに立つと、そのまま力強い走りを続けてゴール。13年の同大会以来3年ぶり2度目のマラソン優勝で、リオデジャネイロ五輪代表の座を確実にした。

 レースは序盤からハイペースで進み、福士は重友梨佐(28=天満屋)、竹中理沙(26=資生堂)、K・チェピエゴ(30=ケニア)とともに先頭集団をキープ。15キロ付近で重友が遅れ、福士は25キロ手前で竹中とチェピエゴとの差を広げ、単独トップに立った。

 30キロでペースメーカーが外れても福士は力強い走りを続け、そのまま1着でゴール。30日に放送されたテレビ番組では14年から昨年8月に合計3回、左右の足を骨折していたことを明かし、マラソンでの五輪挑戦は最後になると決意して臨んだ大会。自己ベストを縮め、4度目の五輪で初となるマラソン代表の座に近付いた。

 ▽女子マラソンのリオデジャネイロ五輪への道 枠は3。昨夏世界選手権で伊藤舞が7位に入り日本人最上位で入賞したため当確。残り2枠を(1)さいたま国際(2)大阪国際女子(3)名古屋ウィメンズの中から選ぶ。各レースの日本人最上位で日本陸連が設定した派遣記録2時間22分30秒を切れば確実。それ以外は記録、順位、レース展開などを考慮し、活躍が期待される選手を選ぶ。

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2016年1月31日のニュース