沙羅4位「やるせない」1回目着地乱れ、2回目最長不倒も

[ 2015年2月22日 05:30 ]

表彰台に立つ伊藤有希の姿を撮影する高梨沙羅

ノルディックスキー世界選手権第3日 ジャンプ女子

(2月20日 スウェーデン・ファルン)
 高梨はソチ五輪に続いて大舞台で力を出し切れず、順位も同じ4位に終わった。伊藤の銀メダル獲得には「感動しすぎて涙が出てきた」と語ったが、自分の話になると「やるせない気持ちでいっぱい」と涙をこらえるような表情を浮かべた。

 各選手が追い風に苦しんだ1回目。空中でこらえて90メートルまで距離は伸ばしたものの、着地が乱れて飛型点で大きく減点された。風の収まった2回目は意地の最長不倒をマーク。それでも1回目9位の出遅れを取り戻すには至らず「2本とも自分の中では良くないジャンプが出てしまった」と顔をこわばらせた。

 昨季のW杯で完勝し「飛びやすい」と感じていたはずのファルンのジャンプ台。W杯3連勝で乗り込んだ勢いもつながらず「ピークを合わせられなかった。間に合わなかった」と敗戦を受け入れるしかなかった。

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