伊藤将充が国体初V 姉・有希に負けじ…最長不倒もマーク

[ 2015年2月22日 05:30 ]

ジャンプ少年男子で優勝した伊藤将充

 国民体育大会冬季大会スキー競技会第2日は21日、群馬県片品で行われ、ジャンプ(HS83メートル、K点75メートル)の少年男子は伊藤将充(北海道・下川商高)が合計237・9点で初優勝した。成年男子Aは助走路の悪化から1回目の成績で順位が決まり、渡部陸太(北海道・日大)が80・5メートルの122・6点で制した。大回転で争うアルペンの成年男子Aは成田秀将(北海道・東海大)が1分5秒86で3連覇を達成。成年女子Aは小川彩也香(埼玉・早大)が1分5秒61で初制覇を果たした。

 ジャンプ少年男子の伊藤には精神面で勢いがあった。姉の有希が世界選手権で銀メダルを獲得し「自分も負けていられない」と奮い立った。

 1回目に最長不倒の81メートルをマークし首位に。ゲートが下がった2回目もトップの76メートルで堂々の優勝。「重圧を感じることなく、力を出し切ることができた」と納得の内容だった。16歳の成長株は28日のTVh杯(札幌市大倉山)に挑む。「同世代だけでなく、大人の選手にもきっちりと勝たなければ」と必勝を期していた。

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2015年2月22日のニュース