「東京五輪出たかった」 ソフト、スカッシュ選手ガックリ

[ 2013年9月9日 10:48 ]

 2020年開催の東京五輪の実施競技入りを逃した野球・ソフトボールとスカッシュ。大舞台を目指して練習に励んできたソフトボール強豪校の女子部員やスカッシュ選手は「目標だったのに」「悔しい」と落胆した。

 7月のソフトボール世界女子ジュニア選手権大会で日本代表だった山口唯さん(18)=神奈川県立厚木商業高3年=は「五輪に出たかった」とぽつり。同校は女子の強豪校として知られ、2年生エース本田菜緒子さん(16)は「東京開催決定で盛り上がっていたのに」と唇をかんだ。

 「五輪に憧れる気持ちが強まっていた。20年を目標にしていたのに残念だ」と悔しさをにじませるのは、8月のインターハイで準優勝した愛知県豊明市の星城高女子ソフトボール部ピッチャーの3年山口美紀さん(17)。キャプテンの3年宮地冴さん(18)は北京五輪で日本チームが優勝した瞬間が忘れられないという。「五輪種目として復活できるように、将来は子どもにソフトボールの楽しさを教える指導者になりたい」と夢を語る。

 12年ロンドン、16年リオデジャネイロ大会でも採用候補に残りながら落選したスカッシュ。全日本選手権4連覇中で世界ランク37位の小林海咲さん(23)は「知名度を上げるべくメディア戦略などにも力を入れてきただけに、本当に残念。24年五輪こそは競技入りしてほしい」。

 小林さんの弟で国内ランク1位の僚生さん(19)も「7年後は、選手としてピークを迎えるころ。プレーできるチャンスを逃したのは残念」と話した。

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2013年9月9日のニュース