イスタンブール　首相は不満「また過去に開催した都市を」

２０２０年「東京」五輪決定

　５度目の挑戦でも“勝者”になれなかったイスタンブール五輪招致委員会のアラト委員長は「招致活動はトルコにとっていい勉強になった」と語ったものの「とても落胆している」と本音もポロリ。エルドアン首相も「ＩＯＣは五輪を世界に広げようと言う一方で、また過去に開催した都市を選んだ」と不満をこぼした。

　観光名所のブルーモスクなどがあるイスタンブール市内の広場には大型スクリーンが設置され、市民が国旗を振って総会の様子を見守っていたが最後はため息。それでももともと親日派の多いお国柄とあって「日本の人たちを祝福します」と地元のメディアは東京にエールを送っていた。