桐生 リオで9秒台!そして新国立で決勝進出“視界”

[ 2013年9月9日 06:00 ]

ボルトのポーズで東京五輪へ意気込む桐生

2020年東京五輪のホープ

 20年東京五輪開催が決まり、7年後を目指すアスリートのモチベーションはMAXに高まっている。陸上男子100メートルで10秒01の記録を持つ桐生祥秀(17=京都・洛南高3年)は、日本初の9秒台&決勝進出に闘志を燃やした。

 17歳のワンダーボーイには、7年後の明確なゴールが見えている。京都市内の洛南高で報道陣に対応した桐生は、「どうすれば準決勝、決勝に行けるか考えたい。特に決勝に進むことを最大の目標にしたいです」と生まれ変わる国立競技場での激走を誓った。現時点で五輪100メートルのファイナリストは、32年ロサンゼルス大会の吉岡隆徳のみ。決勝進出に必要なのは、もちろん9秒台だ。

 東京五輪の一報は家族から聞いた。朝6時過ぎに起床すると、早起きしていた父・浩一さんから伝えられた。「東京になってほしいというのはありました。うれしかった」と笑い、その後、短文投稿サイトのツイッターを更新。「24歳やな!めっちゃええ感じの時や~」と関西弁で7年後の自身の姿を思い描いた。

 8月の世界選手権(ロシア・モスクワ)では400メートルリレーで6位に入ったものの、100メートルは自己記録に0秒30も及ばない10秒31で予選敗退。世界で味わった悔しさが、世界で戦うヒントをくれた。来春、東洋大に進学した後は、積極的に海外に遠征するプランがある。初海外だった6月のダイヤモンドリーグ(英国)、世界選手権で感じたのは経験不足。「メンタルを含めて、速い人と走っても自分の走りができるように試合を重ねたい。いろんな試合に出て強さを身につけ、最高のパフォーマンスを見せたい」と気合を入れた。

 世界選手権後はじっくりとトレーニングを積み、10月の国体で再スタート。会場は国立競技場ではなく味の素スタジアムだが、舞台は7年後の夢舞台と同じ東京だ。昨年は国体で10秒21、11月のエコパトラックゲームスで10秒19と自己新を連発した。「いつも秋に記録が出ているんで」。日本初の9秒台が、TOKYOへの号砲だ。

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