長嶋さん 野球復帰あきらめず…「東京以降に夢を託したい」

[ 2013年9月9日 12:31 ]

2020年東京五輪での実施競技入りを逃し、涙を浮かべるスカッシュ女子の松井千夏(中央)ら関係者

 8日(日本時間9日未明)のIOC総会で20年東京五輪でのレスリング採用が決まり、競技復帰を逃した野球・ソフトボールの関係者からは落胆の声が漏れた。長嶋茂雄・元巨人監督は「とても残念。悲願の実現には各国の競技団体間の連携強化、競技人口の拡大など地道な努力が必要。私も一野球人として取り組みに関わり続け、東京以降に夢を託したい」という談話を発表した。

 全日本野球協会の鈴木義信副会長は「子どもたちの夢を結実できなかったのは申し訳ない」と声を落とした。日本ソフトボール協会の尾崎正則副会長は「24年の復帰を目標に頑張っていきたい」と時折、声を震わせた。

 スカッシュは3度目の挑戦も実らなかった。女子の第一人者で36歳の松井千夏(J―ROCK)は「最高の舞台に新しいスポーツが入っていけないのは残念。でも運命は変えられる。まだ(現役を)やめたくないし、諦めたくない」と涙ながらに話した。

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2013年9月9日のニュース