北島 肉離れから復活!2位も順調な回復アピール

[ 2011年5月21日 06:00 ]

<ジャパンOP>男子100メートル平泳ぎ決勝 左足の故障も感じさせず1分1秒27で2位に入った北島康介

競泳ジャパン・オープン第1日

(5月20日 大阪なみはやドーム)
 男子100メートル平泳ぎで、4月の代表選考会で左内転筋を肉離れした北島康介(28=日本コカ・コーラ)は1分1秒27で2位となり、7月の世界選手権(上海)へ向けて順調な回復をアピールした。男子100メートル背泳ぎは入江陵介(21=イトマンSS)が53秒11で制し、09年世界王者の古賀淳也(23=第一三共)は57秒16の8位に沈んだ。

 北島は、一緒に世界選手権に出場する立石にこそ及ばなかったが、しっかり2番手をキープした。タイムも予選の1分1秒71から決勝では1分1秒27に向上。4月の代表選考会からは2秒近く遅れたが「記録はそんなによくないけれど、(1分)1秒台を2本そろえられたので、前向きに考えられる」と胸をなでおろした。

 選考会の最終レース中に左太腿の付け根を肉離れした。約1週間水中練習ができなかった。だが「ケアをしながら、体の左右のバランスを考えてきた」と慎重な練習で、不安なく全力でレースに臨めるまでに回復。恩師の平井伯昌日本代表ヘッドコーチも「(泳ぎは)体が沈んでいたが、練習すれば大丈夫。ベースができているので心配はない」と太鼓判を押した。メダルを獲得すればロンドン五輪代表に内定する世界選手権まであと2カ月。北島は「おっかなびっくりやってきたけれど、これで思い切って練習ができる」と大きな手応えを得ていた。

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2011年5月21日のニュース