富井 初の五輪出場決定「本当に良かった」

[ 2011年5月21日 06:00 ]

 ロンドン五輪出場権を懸けた近代五種のアジア選手権は20日、中国の成都で行われ、男子で富井慎一(30=自衛隊)が4位となり、初の五輪出場を決めた。前日の女子2選手と合わせ、同五輪に日本は3選手が出場する。藤森勇希、三口智也、野口隼人(以上自衛隊)は出場権を逃した。アジアの出場枠は5で、1カ国・地域から最大2人が出場できる。近代五種はフェンシング、水泳、馬術、射撃、ランニングで争う。

 初の五輪出場を決めた富井は「まだ実感が湧かない。帰国して“おめでとう”と言われてからかな」と笑った。競泳で五輪を目指したがかなわず、日大を中退して近代五種に転向した。4年前のアジア選手権は12位に終わり、出場を決めた先輩が「うらやましかった」という。その後も射撃の不振や右手の手術など、道のりは平たんでなかった。「4年前の悔しさを晴らせた。年齢的にそろそろラストチャンスかなとも感じていたし、本当に良かった」と喜びをかみしめた。

 ◆富井 慎一(とみい・しんいち)1980年(昭55)9月1日、愛知県出身の30歳。静岡・沼津学園(現飛龍)高時代は競泳で活躍。03年に自衛隊入りして近代五種に転向した。07年全日本選手権優勝。10年広州アジア大会は6位。1メートル79、67キロ。

 ▼富井慎一 ランニングのゴール前はきつかったが「4位だぞ」というコーチの声を聞いて力が湧いた。憧れだった五輪に出られるので、もう一度一から鍛えたい。

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