横峯姉妹好スタート!さくら首位!留衣は9位

[ 2009年3月7日 06:00 ]

7番、ティーショットを放つ横峯さくら

 女子ゴルフツアー・ダイキン・オーキッド・レディース第1日は6日、沖縄県南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6415ヤード、パー72)で行われ、今季開幕戦で横峯姉妹がそろって好スタートを切った。妹のさくら(23=エプソン)はボギーなしの4バーディーで宋ボベ(23=韓国)とともに4アンダー、68で首位。姉の留衣(26=加賀電子)も5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの1アンダー、71で9位につけた。1打差の3位には地元・沖縄出身の諸見里しのぶ(22=ダイキン工業)、上原彩子(25=モスフード)が並んだ。

  最終18番、右ラフからピンまで250ヤードの第2打。横峯さくらは迷うことなくドライバーを選択した。「きれいにボールが浮いていた。3Wだと左に行きそうだった。ドライバーだとフェードになるし、左からの風だったから」。石川遼も使い、さくらも時折見せる“直ドラ”でピンまで残り35ヤードにまでつけると、SWで50センチまで寄せてバーディーで締めた。

 安定したショットに加え、「タッチは合っていたし、ラインの読みもミスがなかった」とパットもさえて首位発進。「優勝できたらうれしい。自分のプレーをして結果がついてくればいい」と笑顔を見せた。

 この日、さくらのモチベーションを倍増させたのは、姉・留衣の存在だった。前日の5日に欠場者が出て出場が決まったが、インスタートの留衣は1番のダブルボギーの後、2番からの4連続バーディーなどで盛り返して9位。オフに姓名判断を受け、運気が上がるよう「瑠依」に改名。登録名は間に合わなかったが早速、効果が出た。

 留衣はオフのさくらの練習を見て「今までなら、もうやめるだろうなという時間になっても粘って練習するようになった。今年は違うなと思った」と証言する。さくらは「姉と一緒に試合に出られれば励みになるし、刺激し合えたらいい」と昨年の最終予選会71位で出場試合数が限られる留衣の奮闘を期待した。

 ホールアウト後も2人は、父・良郎さん(48)が見守る中、雨中で最後まで居残って練習した。過去2人そろって予選を通過したのは22試合で5度しかないが、07年の富士通レディースでは留衣が24位と自己最高成績を残し、さくらが優勝している。互いの活躍を刺激にできる姉妹が、相乗効果で最高のスタートを切った。

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2009年3月7日のニュース