時津風部屋の高橋が受検/春場所新弟子検査

[ 2009年3月7日 16:52 ]

 大相撲春場所(15日初日・大阪府立体育会館)の新弟子検査が7日、大阪市内で行われ、第1検査の体格検査(173センチ、75キロ以上)は力士の暴行死事件後、時津風部屋に初めて入門した高橋賢(18)=宮城県出身=や、幕内格行司の木村和一郎の長男、今岡凜太郎(15)=東京都出身、高田川部屋=ら38人が通った。

 この日の受験者は、体の小さな入門希望者を対象とした第2検査(167センチ、67キロ以上)の通過者3人を含む41人。学生の卒業シーズンと重なり「就職場所」と呼ばれる春場所としては異例の少なさとなった。大麻事件など、一連の不祥事や少子化が影響したとみられる。
 合格者は内臓検査の結果を待ち、春場所初日に発表される。

 ≪高橋は緊張≫力士の暴行死事件後、時津風部屋に初めて弟子入りした高橋は、終始緊張した面持ちだった。180センチ、88キロで体格検査をクリア。「自分はがむしゃらに頑張るだけ」と意気込んだ。
 高校の相撲部の顧問に勧められ、入門を決意した。最初は「あの時津風部屋」と驚いたそうだが「親方の人柄に接して入門を決意した」。
 目標を問われると「時津海」と、師匠の現役時代のしこ名を挙げた。時津風親方は「いろいろあったが、やっと熱心な人が入ってくれた。これからも気を引き締めてやりたい」と話した。

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2009年3月7日のニュース