愛子世界一の宣伝効果は１０００万円

　上村が両手を上げてゴールすると、所属する北野建設の小野監督も「やったー。圧勝だ」とガッツポーズを繰り返して喜んだ。

　１９９８年長野五輪でメダルラッシュしたジャンプの日本チームのヘッドコーチ。「あの時も前年の世界選手権でジャンプチームが大活躍して、長野につなげた。愛子はプレッシャーのかかる日本で開かれた世界選手権で勝った。この勢いでバンクーバー五輪もいける」。
　不況で企業チームの苦戦がささやかれる中、小野監督は「愛子の優勝は１０００万円の宣伝効果がある」と威勢がよかった。