三塚 下半身強化実って一気に浮上

[ 2009年3月7日 17:16 ]

 今季躍進が期待される三塚が6バーディーを奪い、通算8アンダーで単独首位に浮上した。「すごく満足だけど、もっと伸ばせる気もする」と会心のラウンドを笑顔で振り返った。

 昨年は1勝を挙げたが、2位も4度。「優勝して笑って負けて泣いた1年だった」。このオフは飛距離と安定感アップを目指し、筑波大へ出向いて下半身中心に大筋群を強化した。
 効果はてきめんだった。開幕直前にクラブも替える冒険にも出たが「アイアンの距離感もすごく合っているし、ちょっとフック目のドライバーも許容範囲」。3番で8メートルを沈め、この日最初のバーディーを奪うと、終始安定したゴルフで一気にスコアを伸ばした。
 今季の目標には「全部門で昨年のランキングを上回る。71台だった平均ストロークを70台にする。勝ち数を昨年以上にすること」を挙げた。
 昨年10月の富士通レディースでは最終日を2位と6打差の首位で迎えながら、ひっくり返された。「勝ちたい、勝ちたいでは富士通と同じ失敗になる。まずはスコアを伸ばすことだけ考えたい」。冷静な口調で勝負の最終ラウンドを見据えた。

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2009年3月7日のニュース