藍 V圏内2差死守!バーディー締め

[ 2009年3月7日 06:00 ]

首位から2打差で第2ラウンドを終えた宮里藍

 USLPGAツアーHSBC女子選手権第2日は6日、シンガポールのタナメラ・カントリークラブ(6547ヤード、パー72)で行われ、4位から出た宮里藍(23=サントリー)が我慢のゴルフで優勝圏内にとどまった。2バーディー、2ボギーの72で、通算4アンダーの5位。首位と2打差の好位置を守った。上田桃子(22=ソニー)は73で27位、大山志保(31=オンワード樫山)は77で58位に後退。ポーラ・クリーマー(22=米国)ら2人が通算6アンダーで首位に並んだ。

【Go!アスリート宮里藍 上田桃子】

 16、17番の連続ボギーが宮里藍の眠っていた勝負魂に火をつけた。「すごく悔しかったからバーディーで終わってやろうと気合が入った」。コース最難関の最終18番パー4。第2打をピン左7メートルにつけると、上りのラインを読み切ってバーディーパットを沈めた。

 初日はほぼ完ぺきだったショットが、この日はばらつきが出た。それでも前半をパーでしのぎ、10番のバーディーで一時は首位に並んだ。連続ボギーで失いかけた流れを取り戻したバーディー。首位と2打差で終え「最後のバーディーはあしたに大きくつながった」とガッツポーズした。

 難コースと風、熱帯特有の暑さ。「集中力が切れたら負け」とタフな精神力は健在だ。「あしたも同じプレーをして我慢する。自分次第だと思う」と話す顔には、自信の笑みが浮かんでいた。

 ≪桃子 暑さでバテた≫スコアを1つ落とした上田は「きょうは全体的に良くなかった」と不満げだった。序盤は辛抱強くプレーしたが、11番で3メートル、13番で2メートルを外してボギー。気温30度を超える中で「体力が奪われた。もっと体力があるといいけれど」と話した。それでも首位とは6打差。「まだ2日ある。暑いのはみんな一緒。集中力が切れないようにしたい」と前を向いた。

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2009年3月7日のニュース