内田 山本先生にあこがれ、2年半で日本一に

[ 2008年10月26日 18:19 ]

アーチェリーの全日本選手権男子で初優勝した内田陽

 アーチェリーの全日本選手権最終日は26日、静岡県掛川市のつま恋多目的広場で行われ、男子は18歳の内田陽(静岡・天竜林業高)が決勝で松井孝夫(日立キャピタル)に106―101で勝ち、初優勝した。高校生の日本王者は昨年の吉永弘幸(佐賀・厳木高出、近大)に続いて2人目。アテネ五輪銀メダリストの山本博(日体大女短大教)は2回戦で内田に敗れた。女子は北京五輪6位の早川浪(日体大)が決勝で松永安紗子(兵庫・甲南女高)を107―103で下し、初優勝した。

 競技歴2年半の内田が一気に日本一まで上り詰めた。2回戦でアテネ五輪銀メダルの山本に勝ち「いけるところまでいくしかないと思った」と、その後も年上の相手を次々に破った。
 高校でアーチェリー部に入った理由は「中学の時に山本先生をテレビで見て興味を持ったから」。まだユースの国際経験もない新星は、あこがれの山本に「おめでとう」と声を掛けられ、うれしそうに笑った。

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2008年10月26日のニュース