仙台、経営陣の当事者意識と危機感の欠如明白

[ 2020年10月21日 05:30 ]

仙台MF道渕 契約解除

仙台の会見。中央が菊池社長
Photo By スポニチ

 【記者の目】経営陣に当事者意識はどれほどあるのか。約1時間10分の会見。記者の質問に菊池社長は手元のマイクを左右に受け渡し、渡辺取締役も肝心な部分の歯切れが悪い。事件発覚後に契約解除の判断が揺れ動いた理由を「刑罰法規に抵触するかどうかの見極め」としながら、道渕の弁護士から「逮捕状を執行されたようだ」と説明されても、すぐに対応しなかった。その揚げ句、週刊誌に掲載された写真やメールが判断の決め手だという。危機感の欠如は明白だ。

 コロナ禍もあり、20年度の決算見込みは6億6400万円の赤字で3億円超の債務超過に陥る見通しだ。18年度から2期連続の赤字で、Jリーグの規定では3期連続赤字もしくは、債務超過でクラブライセンス剥奪となる。リーグは今年度に限り特例措置を設けたが、仙台は9月26日から「クラブ緊急募金」としてクラウドファンディングを実施している。サポーターに協力を呼び掛けなければならないほど財政状況が悪化している中、ネット上では道渕の騒動が公表されなかったのは「資金集めに影響が出るのを恐れた隠蔽(いんぺい)だ」という書き込みであふれた。ただでさえ危機的状況の中、信頼まで失っては再建の道はより険しくなったと言わざるをえない。 (仙台担当・古田土 恵介)

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「メッシ」特集記事

2020年10月21日のニュース