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男子チーム参戦の永里優季 スピード差実感も…1カ月後初陣へ「味方の動き、癖の分析を」

[ 2020年9月23日 19:09 ]

練習前に行われた会見で記念撮影する(左から)木村、永里源、永里優、岩田、田代
Photo By スポニチ

 サッカー元女子日本代表「なでしこジャパン」で、神奈川県社会人リーグ2部「はやぶさイレブン」に期限付き移籍したFW永里優季(33)が23日、神奈川県内で報道陣に練習を初公開した。早ければ、10月18日の第3節対山王FC(場所は未定)から出場可能。約1カ月後のデビュー戦へ向け、背番号17は「与えられた時間は限られているので、自分の良さを知ってもらい、味方の良さをもっと知っていきたい」と意気込んだ。

 今月10日から練習に部分合流。左膝負傷のため紅白戦などは外れているというが、永里優は「パススピードが速い。ボール回しでも予測が遅れると、女子なら間に合うところが(男子は)追いつかない」と男子と女子の差を実感。それでも、「1カ月間で急にフィジカルや技術は伸びない。日々の練習で味方の動きや癖だったり、一人一人のプレーを分析したい」と、まずは味方から知っていく。

 永里の“挑戦”に注目度も高まっている。今月10日の入団会見後、クラブの公式ツイッターのフォロワーは約800人増。新規スポンサーの問い合わせも殺到しているという。都道府県リーグ2部はJ8部相当とあり、クラブにとってはこれ以上ない「広告塔」だ。すでに、開幕戦を知らせるポスターには永里がセンターを飾っており「ちょっと申し訳ない、他にもいい選手がいるのに。ただ、プレー面もそうだが、違う面でも活躍するようにと、プレッシャーをかけられているのかな」と、ピッチ外でも地域に貢献していく。

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2020年9月23日のニュース