仙台MF田中渉 逆転招集諦めない!今季初戦いきなり2発

[ 2020年2月19日 08:30 ]

激しく競り合うMF田中渉(左)(共同)
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 【2020・J1 東京五輪世代注目の男(18) 仙台MF田中渉】MF田中にとっての五輪イヤー公式戦初戦でいきなり魅せた。16日に行われたルヴァン杯1次リーグの浦和戦で2ゴール。前半41分の1点目は利き足とは逆の右足で的確にゴールネットを射抜き、同42分の2点目はこぼれ球に反応した。「チームの第1号を決められたのは自信になる」。たった2分弱でピッチの空気を一変させた。

 本職はボランチだが、今季からサイドハーフにも挑戦。繊細なボールタッチと精緻なパスが持ち味だったが、サイドでの仕掛けにこだわりを持ち始めるなど、プレーの幅を広げている。参考にしているのはマンチェスターCのD・シルバ。試合は必ずチェックし、ボールの置きどころやスペースに入る動きを目に焼き付けている。

 プロ1年目だった昨季から筋トレにも精力的に取り組む。フィジカルコーチに特別メニューを作成してもらい、全体練習終了後に居残りでトレーニング。さらに高校時代にお世話になったトレーナーに師事し、体の動かし方を改めて学ぶ。「シュートのパワーは上がっているし、相手に体を当てた時の感触も変わってきた。単に体を大きくするだけではなく、無理なく使えていると思う」

 これまで各年代の代表に招集されたことはない。20年に自国開催されるビッグイベントも「遠いもの」と“圏外”にいると自覚している。それでも諦めない。「リーグ戦やルヴァン杯で結果を残し続ければ可能性はゼロではない」。大逆転のための第一歩を浦和戦で踏み出した。=終わり=

 ◆田中 渉(たなか・わたる)2000年(平12)9月23日生まれ、群馬県出身の19歳。桐生第一高から19年に仙台に加入。ボールタッチの柔らかさと正確なキックで攻撃を操る。本職はボランチだが、サイドハーフもこなす。19年5月22日に行われたルヴァン杯1次リーグ第6戦の柏戦でプロ初ゴールを決めた。1メートル69、59キロ。利き足は左。

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