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新潟  来季J1昇格へ MFダニーロ・ゴメス「焦りはない」右膝故障から復活目指す

[ 2026年5月14日 04:00 ]

慎重に状態を上げているダニーロ・ゴメス
Photo By スポニチ

 西A組3位のJ2新潟は2日間のオフが明けた13日、新潟・聖籠町のアルビレッジで16日にホームで行われる奈良戦に向けて練習を再開した。昨年7月の右膝前十字じん帯損傷などの大ケガから、ここまで順調に復帰へのプロセスを踏んでいるのがMFダニーロ・ゴメス(27)。前向きにフィジカル強化に取り組み、完全復活を見据えている。

 その笑顔が回復ぶりを物語る。4月下旬から全体練習に一部合流しているゴメスは、チームメートと明るい表情で意思疎通を図りながらメニューをこなす。「早く試合に出て、チームの力になりたい」と復活を思い描く。

 J1で開幕から波に乗れず、下位に低迷していた昨年7月の京都戦で右膝を負傷。診断結果は重かった。前十字じん帯損傷に加え、外側側副じん帯損傷と内側半月板損傷。全治8~10カ月という診断を受け、母国のブラジルで手術も受けた。10月のJ2降格決定を知ったのは地球の反対側。そのまま母国でリハビリを続けた。

 チームに合流したのは今年の3月上旬。チームは特別大会を戦っているが、地道なリハビリを積み重ね、現在はピッチで持ち前の鋭い動きを披露するまでに回復した。右膝には大きな手術痕が残るが「もうバッチリだ」と笑顔を見せ、現在のコンディションは「96%」と言う。
 「決断が自分だけにあるなら、明日からでも試合に出たい」と本人は目をギラつかせるが、右膝の周囲や太腿などの筋肉が左に比べて弱い部分があり、負傷を繰り返さないためにも接触があるメニューは避け、フィジカル強化を中心に行っている。この日も手術をしたブラジルの医師とクラブのトレーナーを交えて今後の方針を確認。「焦りはない。安全な道を行くのがベスト」と8月開幕でJ1昇格が懸かる来季を見据えて歩を進めていく。

 今季から指揮を執る船越優蔵監督については「持っている力、創造性を表現する機会を与えてくれる。選手を信用してくれて凄くいい」と好印象を抱く。攻撃陣はモラエス、小野ら主力が相次いで負傷で離脱しているが「みんなが戻ってきたら攻撃力が爆上がりする。見たことのない新潟を見ることになるよ。期待してほしい」と力を込める。キャリアで一番の重傷から完全復活する日は、そう遠くはない。
(西巻 賢介)

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