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U23食野 五輪イヤー“1号”も…「大事なのは公式戦」 練習試合5-0で快勝

[ 2020年1月6日 05:30 ]

サムットプラカン・シティーとの練習試合でゴールを決める食野(中央)
Photo By スポニチ

 バンコクで合宿中のU―23日本代表は5日、同アジア選手権に向けて地元サムットプラカン・シティーと練習試合(35分×2本)を行い、5―0で勝利した。前半17分に10番のMF食野亮太郎(21)が五輪イヤー“1号”を挙げた。この日で事前キャンプは終了。天皇杯決勝に出場したDF町田浩樹(22)も合流し、全23人がそろった。

 10番の食野が、幸先のいいスタートを切った。事前合宿の締めとなった地元クラブとの練習試合に右シャドーで出場。前半17分、DF古賀が中盤でプレスをかけてボールを奪ったところを起点に、前線へとつながれたパス。受けると中央から右足を振り抜いた。

 五輪イヤーの“第1号”。ただ、食野にとってその枕ことばはどうでもよかった。「大事なのは公式戦なので。今日取れたことはうれしいけど、次(本番)にフォーカスを当てたい」。連係も、課題も、描く到達点には至っていない。「あと2点くらい取れるチャンスはあった」と貪欲に語った。

 唯一の欧州組。つまり、唯一のシーズン中の選手だ。年始に日本に一時帰国。2日間だけ休暇を取ったが、ほぼオフなしで今大会に臨んでいる。加えてスコットランドと真逆の、連日30度超えの暑さ。「きついけど、プロである以上言い訳にしてはいけない」。覚悟をのぞかせる。

 練習試合には疲労度の高いMF旗手と、この日合流したばかりのDF町田を除く全フィールド選手が出場。上田、田川(2得点)、小川と前線の選手に次々とゴールが生まれた。それでも「最後の質、決めきるところでは自分を含めてまだまだ」と食野。初戦までのトレーニングは残り3日。細部を詰めていく。

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2020年1月6日のニュース