帝京長岡 谷内田が26秒V弾!新潟県勢初のベスト4進出

[ 2020年1月6日 05:30 ]

第98回全国高校サッカー選手権準々決勝   帝京長岡1-0仙台育英 ( 2020年1月5日    等々力 )

<帝京長岡・仙台育英>ベスト4進出を決め喜ぶ谷内田哲平(左から2人目)ら帝京長岡イレブン(撮影・小海途 良幹)
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 第98回全国高校サッカー選手権は準々決勝4試合が行われ、4強が出そろった。2大会連続7回目の出場となる帝京長岡(新潟)は仙台育英(宮城)に1―0で勝利し、県勢初のベスト4入り。J2京都に加入が内定しているMF谷内田哲平(3年)の開始26秒弾で歴史の扉をこじ開けた。準決勝は11日に行われ、2連覇を目指す青森山田と対戦する。

 新たな歴史の扉が開く、電光石火の一撃だった。開始26秒、MF谷内田が右足でゴールネットを揺らした。「(FW晴山)岬が振り向いた瞬間にくると思った。いいスペースに入っていけた」。スローインを受けた晴山が左サイドから折り返すと、長い距離を走ってフィニッシュ。イメージ通りの得点だった。

 2回戦で右太腿裏を痛めた影響もあり、3回戦では中学時代を含めても初となるハーフタイムでの交代を味わった。「悔しかった。(3回戦で)勝ってくれた恩を今日の試合で返せたかな」。現在、J1大分でプレーする先輩のMF小塚和季らが背負ってきた帝京長岡のエースナンバー「14」を1年からつける重圧をもはねのけ、試合後には仲間たちから「これでチャラな」と声を掛けられた。

 昨年度は準々決勝で敗退。準決勝を観戦するために新チームで埼玉スタジアムを訪れた際には「雰囲気も観客の数も違った」と立てなかったピッチに思いをはせた。改めて悔しさが湧き上がり、その気持ちをバネにトレーニングを重ねた。谷内田は今でも練習後にランニングを欠かさず、不安だった体力面の克服に打ち込む。

 この日の勝利で新潟県勢として初の4強に進んだ。自身にとっても、チームにとっても特別な1勝だ。しかし、「歴史を変えられたのは素晴らしい」としながらも表情に満足感はない。目標は北信越勢としては星稜(石川)と富山第一に続く栄冠しかない。「青森山田を倒してこその日本一だと思っている」。ベスト4の壁を砕いた勢いで前回王者を打ち破り、一気に頂点まで駆け上がる。

 ◆谷内田 哲平(やちだ・てっぺい)2001年(平13)11月1日生まれ、新潟県出身の18歳。4歳の時に帝京長岡の下部組織・長岡JYFCに入団し、サッカーを始める。U―15、U―16日本代表。昨年度の全国高校選手権では8強入りに貢献して優秀選手に選出。J2京都に加入内定。好きな選手は神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ。家族は両親と姉1人。1メートル70、64キロ。血液型B。

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