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森保J 中島離脱…アジア杯開幕日に“新BIG3”崩壊

[ 2019年1月6日 05:30 ]

アジア杯1次リーグF組   日本―トルクメニスタン ( 2019年1月9日    UAE・アブダビ )

痛すぎる緊急事態…厳しい表情で長友(右)らイレブンに指示を出す日本代表の森保監督(撮影・篠原岳夫)
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 アジア杯開幕日の5日、森保ジャパンに衝撃が走った。日本協会はMF中島翔哉(24)とMF守田英正(23)が負傷のため離脱すると発表。大会直前に、背番号10を欠く緊急事態となった。代わってW杯ロシア大会に出場したMF乾貴士(30=ベティス)、クラブW杯で活躍したDF塩谷司(30=アルアイン)と森保ジャパン未経験の2選手を追加招集する。 日本代表メンバー  アジア杯日程

 新BIG3が崩壊した。アジア杯の開幕を直前にして大事なピースを失った。日本協会はエース中島の負傷離脱を発表。後半44分までプレーした2日のベンフィカ戦で右下腿に違和感を訴え、UAE入り後の4日に検査を受けていた。中島は一度もピッチに立つことなく、アブダビを去ることになった。

 「10番」を背負い、森保ジャパンでは出場4試合全てで得点に絡む活躍を見せていただけに、衝撃は計り知れない。だが負の連鎖はさらに続いた。4日の練習中に右太腿裏に違和感を訴えた守田も5日の検査を経て途中離脱が決定。この日、UAE入りした遠藤も発熱のため合流が遅れていた。守備的MFは手薄な状況となった。

 非常事態を打開すべく追加招集したのがW杯で実力を把握済みの乾と広島時代から知る塩谷だ。森保監督は「2人の実力はこのチームにマッチすると思う。塩谷はアルアインでボランチもやっている。守備ならどこでもできる」と説明。ともに予備登録からの招集。現体制では初招集だが、全幅の信頼を寄せる2選手だ。

 この日の練習試合(35分×2、3―0)では冨安をボランチ、北川を1トップに入れたもようで早速、対応策にも着手した。「2人の離脱は残念ですが、大きな成果を遂げて2人に届けられるようにしたい」。森保監督らしく、突然の悲劇にもブレることなく前を向いた。

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