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鹿島“安部流”トレ成果だ!瀬戸内 1メートル65吉田がVヘッド

[ 2019年1月6日 05:30 ]

第97回全国高校サッカー選手権準々決勝   瀬戸内1―0日本航空 ( 2019年1月5日    フクアリ )

<瀬戸内・日本航空>前半、ヘディングでゴールを決める瀬戸内・吉田(上)(撮影・白鳥 佳樹)
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 1メートル65の小さな体を目いっぱい伸ばした。左から上がったクロス。中盤から飛び出し、頭で触ったのは瀬戸内(広島)MF吉田だ。値千金の決勝弾。第88回大会の山梨学院以来、9大会ぶりとなる初出場4強をたぐり寄せ「僕は触るだけでした」と、はにかんだ。

 入学当初の持久走では、同学年でも下から数えた方が早いほど。食事の量も少なかった。「体も小さいし、走ることができなかった」。意識改革をアシストしたのが鹿島で昨季ブレークしたFW安部裕葵だ。吉田が1年時の3年で「監督やコーチから安部さんの努力の跡を聞いた」。それ以降は食事量を増やし、持久走もチーム上位になるほど成長した。

 準決勝の相手は前回大会準Vの強豪。「大きな埼玉スタジアムで試合ができるのは感動」。吉田は笑い、V候補を倒す決意をみなぎらせた。

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