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ポーランドまさか大敗で1次L敗退 レバンドフスキ「実力不足だった」

[ 2018年6月26日 05:30 ]

W杯1次リーグH組   ポーランド0―3コロンビア ( 2018年6月24日    カザン )

1次リーグ敗退が決まったポーランドのエースFWレバンドフスキ(AP)
Photo By AP

 世界屈指のFWは下を向き、首を振った。ポーランドのレバンドフスキが初戦セネガル戦に続いて不発。連敗での敗退に「紙一重ではない。全力を尽くしたが実力不足だった」と落胆を隠さなかった。

 エースが「前線で孤立した。W杯で勝利するためには十分ではなかった」と認めるように、相棒のFWミリクが不調で先発を外れ、効果的なパスは減少した。チームのボール保持率は初戦セネガル戦から低下(59%→45%)しながら、自身が受けたパス本数は21から37に増えたことが、逆に苦境を証明。身ぶり手ぶりで味方に指示を出し、最前線の仕事場を放棄して下がるシーンも散見された。

 懸命にあがいた。後半13分にロングボールに反応したが、決定機はGKの好判断に阻まれた。後半42分にはこぼれ球を拾ってペナルティーエリア外から右足を振り抜いたが、得点にはならなかった。

 「我々の攻撃は流動的ではなかった」とナバウカ監督。3失点の守備も問題は抱えている。大会前に負傷したDFグリク不在が響き、簡単に裏のスペースを突かれ、左サイドのMFリブスがMFクアドラードの快足に手を焼かされた。

 エースの孤立と守備の穴。露見したもろさは、日本にとっては付け入る隙でもある。「何もないところから得点はできない。アシストが必要」と大黒柱の同僚批判とも取れる発言で、地元メディアで内紛の可能性も報じられた。「最後まで戦う」と言葉を振り絞ったが、敗退が決まり不協和音まで浮上したチームがどうモチベーションを保つかも、第3戦の鍵となる。

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2018年6月26日のニュース