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“おっさん”走り切った!長友 走行距離&スプリント回数チーム最高

[ 2018年6月26日 05:30 ]

W杯1次リーグH組   日本2―2セネガル ( 2018年6月24日    エカテリンブルク )

<日本・セネガル>前半23分、得点を決め喜ぶ乾(右)と長友(撮影・小海途 良幹)
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 その数値が“おっさんず”ではないことを証明していた。走行距離は11キロ88メートル、スプリント回数は53回。ともに両チーム最高で、1アシストも記録した。日本サッカー界をけん引してきた86年生まれで、唯一スタメンを張るDF長友が躍動した。「W杯でおっさんたちが結果を出したい気持ちがあった。その気持ちが凄く強かった」前半34分。セネガルDF陣の裏のスペースを見つけると猛然と走り込んだ。左足トラップは若干大きくなったが、運良くDF2人の間にポトリ。そのボールを乾が蹴り込んだ。

 1月にトルコのガラタサライに移籍。厳しいシーズンを乗り越えた裏には青魚パワーがある。イスタンブール市内の自宅から魚市場は徒歩10分程度。専属シェフが新鮮なイワシ、アジなどのメニューを1日3食提供した。青魚には炎症抑制や血液循環を良くするDHA、EPAの不飽和脂肪酸が多く含まれる。タフでケガに強いボディーに進化した。

 「下手くそな連中がね、雑草魂じゃないけど、強い気持ちでここまで来た」。大会前に集中批判を浴びた“おっさんず”の逆襲は、まだ終わらない。

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2018年6月26日のニュース