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向上高校サッカー部監督が体罰 J下部組織で指導経験 消灯時間後に騒ぐ生徒を蹴る

[ 2018年6月26日 20:17 ]

 神奈川県伊勢原市の私立向上高校のサッカー部監督だった50代男性が昨年7月、当時3年生の男子部員3人に腹を蹴るなどの体罰をしていたことが26日、高校への取材で分かった。男性はサッカーJリーグ「ジェフユナイテッド市原・千葉」の下部組織で指導した経験があり、昨年4月に監督に就任していた。

 高校によると、男性は昨年7月末、静岡県富士宮市でサッカー部の合宿をした際、消灯時間を過ぎても騒いでいた3人に腹を立て、1人を4回、2人を1回ずつ蹴った。1人が脇腹にあざができたという。男性が合宿後に校長に報告して判明し、生徒に謝罪した。

 校長は不適切な指導だったとして口頭注意にしたが、サッカー部の保護者が今年2月、学校に経緯の再調査を要請。4月にけん責の懲戒処分とした。男性は監督を交代したが、学校での勤務は続けている。

 向上高では、ラグビー部の顧問を務める男性教諭が昨年8月、部員に体罰を加えていたことが発覚している。原田昌之教頭は「体罰はあってはならないこと。再発防止に努める」としている。

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2018年6月26日のニュース