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11人で守った西野J またセットプレーから失点もチーム一丸

[ 2018年6月20日 05:30 ]

W杯1次リーグH組   日本2―1コロンビア ( 2018年6月19日    サランスク )

後半、ゴールを決めた大迫は日本ベンチに駆け寄る(撮影・西尾 大助)
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 1点リードの前半39分、左45度からの相手FK。キンテロから放たれた球筋は意表を突く低弾道だった。壁となった長谷部、大迫が跳び上がった足元をすり抜け、ゴール左隅へ。「壁の下を越えた瞬間、厳しいかなと。どうにかできるかとも思ったが、ちょっと難しかった」と川島。必死にかき出そうとしたが間に合わず。ゴールラインテクノロジーでゴール判定が下され、会場には耳をつんざくようなコロンビアコールが響き渡った。

 長友のクリアミスから流れを失い、長谷部がハイボールの処理で相手エースのファルカオにファウルを許したFK。相手のおあつらえ向きの状況をつくられ、日本の壁をあざ笑うかのように下を突かれた。吉田は大一番で修正できなかった課題に「セットプレーからの失点が続いている」と厳しいトーンで指摘した。

 それでも最少失点に抑えたことが再びの勝ち越しにつながった。左MFの乾が全力で帰陣して球際で戦う場面もあるなど、誰もがハードワーク。川島は「最後は厳しい時間が続いたが、みんなが体を張って守ってくれた」と賛辞。長友も「前の選手も守ってくれて、この勝利を勝ち取れた。世界のトッププレーヤーに対して集中して守備ができた」とチーム一丸の勝利だと強調した。

 ただし、退場者を出して10人になった相手の攻撃にてこずったのも事実。吉田は「まだまだここから。もっとハングリーにやって、自分たちはできるんだと日本にも世界にも見せたい」と早くも次戦のセネガル戦に目を向けた。

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2018年6月20日のニュース