×

【佐々木則夫氏語る勝因】ハーフタイムの修正効いた 壁の下通されたFKは課題

[ 2018年6月20日 08:44 ]

W杯1次リーグH組   日本2―1コロンビア ( 2018年6月19日    サランスク )

コロンビアに勝利し笑顔を見せる川島ら(左はハメスロドリゲス)(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 日本はハーフタイムにうまく修正できたことが勝因だった。前半3分で相手が10人になり、「勝てる」と思って逆に浮足立った。想定していない状況となり、数的優位なのに慌ててしまい、意味のないロングボールでサイドチェンジをしたり、引いて守ったりしてバランスが崩れた。

 確かにリスクマネジメントで、日本が1人少ない状況の対応は練習するが、相手が1人少ない状況の練習はあまりしない。それでも後半は、冷静にボールを動かして相手を走らせ、数的優位を生かした。

 経験豊富な選手がそろっていたことも修正が効いた要因だろう。さらに、後半途中で本田を香川に代えたが、この交代がサブの選手に「出番がある」というメッセージになり、チームに一体感も出た。

 ただ、失点したFKは大きな課題だ。ペナルティーエリアのすぐ外で、壁の上を狙ってもなかなか枠内にはいかない場面。ジャンプした下を通されたのは、まずい。ちょっとしたことだが、次戦への教訓としてほしい。 (元なでしこジャパン監督)

続きを表示

2018年6月20日のニュース