【加茂周の視点】チームに進化と刺激与える若手起用 心配は香川

[ 2016年9月7日 11:10 ]

<日本・タイ>前半、ゴールを決めた原口(右から2人目)を迎えるイレブン

W杯アジア最終予選B組 日本2―0タイ

(9月6日 ラジャマンガラスタジアム)
 先制ゴールを決めた原口は、攻守の切り替えの早さが印象に残った。相手にボールを奪われたらサイドで体を張って守り、味方がボールを取り返したら、1トップの浅野が動いた後のスペースを狙って走っていた。1人が動き、空いたスペースに2人目が入って、そこに縦パスが入ることで攻撃のスイッチが入る。原口はその形を何度もつくった。得点には結びつかなかったが、切れのあるプレーを見せてくれた。

 浅野はDFラインの背後に飛び出す動きが効果的だった。前半は相手DFラインが引いていたのでスペースがなかったが、相手が攻めに出てきた後半はスペースを見つけて走っていた。得点も相手の背後を突く動きから奪っており、スピードをうまく生かしていた。

 主力のアタッカーはW杯ブラジル大会からほとんど変わっていない。若い選手を起用して刺激を与えることはチームを進化させるためには必要だと思う。途中出場した武藤、宇佐美もポジションを奪ってやろうという意欲を示した。今後につながる試合だった。心配なのは香川だ。積極的に動き回っていたが、ゴールに直結する決定的なプレーができなかった。 (元日本代表監督)

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