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ナイジェリア、1点を守りきり勝利 初出場ボスニアは1次リーグ敗退

[ 2014年6月22日 08:50 ]

<ナイジェリア1―0ボスニア・ヘルツェゴビナ>先制となる決勝弾を決めたナイジェリアのFWオデムウィンギエ(左)(AP)

W杯1次リーグF組 ナイジェリア1―0ボスニア・ヘルツェゴビナ

(6月21日 クイアバ)
 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会第10日は21日(日本時間22日)、1次リーグF組でナイジェリアがボスニア・ヘルツェゴビナに1―0で勝利。今大会初勝利のナイジェリアは勝ち点を4に伸ばし、第3戦アルゼンチン戦引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まり、敗れた場合もイランの試合結果によっては1次リーグ突破となる。W杯初出場のボスニア・ヘルツェゴビナは2連敗で、1次リーグ敗退が決まった。

 同組のアルゼンチンが2連勝で決勝トーナメント進出を決めたため、後がなくなったボスニア・ヘルツェゴビナは開始から積極的に仕掛ける。前半20分MFミシモビッチ(貴州人和)のスルーパスからFWジェコ(マンチェスター・シティー)が抜けて、ゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定でノーゴール。

 ナイジェリアも身体能力の高さを活かしてゴールに迫ると、同29分FWエメニケ(フェネルバフチェ)が右サイドでドリブルで相手DFを振りきって突破すると、中央に折り返したところをオデムウィンギエ(ストーク)が決めて先制。その後は一進一退の攻防が続き、両チーム合わせて19本のシュートを放つがゴールはなく前半はナイジェリアが1点リードで終える。

 後半に入っても変わらない状況が続くと、ボスニア・ヘルツェゴビナのスシッチ監督は後半12分初戦ゴールを決めたFWイビセビッチ(シュツットガルト)を投入。さらに同14分にMFサリホビッチ(ホッフェンハイム)、同19分にはMFスシッチ(ハイデュク・スプリト)を入れて、交代枠を使いきって同点を目指す。

 サイド攻撃からサリホビッチのクロスをジェコとイビセビッチの2トップに合わせたり、MFピャニッチ(ローマ)、ペシッチ(フェレンツバロシュ)が中央から果敢に攻めこむが決定機に持ち込めない。逆にカウンターから危ないシーンをむかえると、DFスパイッチ(レバークーゼン)、DFスニッチ(ルガンスク)が何とか抑えて難を逃れる。

 後半ロスタイム、ピャニッチのクロスにジェコが頭で合わせるが、GKエニアマがセーブ。さらにピャニッチのシュートがゴールポストに当たるシーンも、試合はこのまま終了し、ナイジェリアが逃げ切った。

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2014年6月22日のニュース