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ドイツ、ガーナとドロー クローゼがW杯通算15ゴール

[ 2014年6月22日 05:57 ]

後半26分、途中出場のクローゼがW杯通算15得点目となる同点弾を決め、歓喜の回転ジャンプ(AP)

W杯1次リーグG組 ドイツ2―2ガーナ

(6月21日 フォルタレザ)
 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会第10日は21日(日本時間22日)、1次リーグG組でドイツがガーナと対戦。壮絶な打ち合いの末、2―2で引き分けた。勝ち点は4となり、出場4チーム全てが前大会でベスト16強以上という、もう一つの“死の組”で、ドイツがリーグ突破へ頭ひとつ抜けた。
【試合結果 G組日程&勝敗表】

 前回の南アフリカ大会のグループリーク第3戦で相まみえた両チームが今大会でも再び対戦。スペインは初戦同様、DFラインに本職がCBの選手を4人並べる守備重視の布陣。初戦から3人を入れ替えたガーナはFWケビン・プリンス・ボアテング(シャルケ)が先発に名を連ね、弟でドイツDFのジェローム ・ボアテング(バイエルンM)との兄弟対決も再び実現した。

 立ち上がりからお互いの長所が生きる形で、一進一退の攻防。ドイツは前半、初戦でハットトリックを達成したFWミュラー(バイエルンM)を起点に展開、ガーナはFWギャン(アルアイン)を中心にサイドから仕掛けるなど、それぞれ好機を作るが、互いのGKの好守もあり得点できないまま0-0で折り返した。

 後半に入ると、早い時間から試合が動き出す。後半6分、FWゲッツェ(バイエルンM)のゴールでドイツが先制したが、ガーナは後半9分にMFのA・アユー(マルセイユ)がDFアフル(エスペランス)のクロスを頭で合わせて同点。その9分後には、ギャンのゴールで勝ち越した。それでも、後半24分、ゲッツェに代わりFWクローゼ(ラツィオ)がピッチに入ると、そのクローゼがW杯通算15点目となる同点弾を決めて、再び振り出しに戻してみせた。

 終了間際にも攻め合いとなったが、互いにゴールネットを揺らすことはできず、終了のホイッスル。ドイツは勝ち点を積み上げ、決勝トーナメント進出へ前進。一方のガーナは3大会連続の1次リーグ突破が厳しい状況となった。

 ▼ドイツ・レーブ監督 前半はペース配分できたが、後半はすさまじいテンポで試合が進んだ。逆転された後に追い付けたのは驚き。

 ▼ガーナ・アッピア監督 盛り返せると信じていた。選手たちは自信満々にプレーしている。勝利で報われたかった。

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2014年6月22日のニュース