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PK物議の西村氏、開幕戦以来の第4審判 監督なだめるシーンも

[ 2014年6月21日 09:20 ]

エクアドル―ホンジュラス戦で第4審判を務めた西村氏(右)。中央はホンジュラスのスアレス監督(ゲッティ)

W杯1次リーグE組 エクアドル2―1ホンジュラス

(6月20日 クリチバ)
 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会第9日は20日(日本時間21日)、各地で1次リーグ3試合が行われ、クリチバで行われたE組のホンジュラス―エクアドル戦で日本の西村雄一氏(42)が第4審判を務めた。

 西村氏は主審を務めた開幕戦のブラジル―クロアチア戦(12日・サンパウロ)でクロアチアに不利となる微妙な判定でブラジルにPKを与え、世界中で物議を醸した。その後、移動のため利用したリオデジャネイロ空港でクロアチア人サポーターに威圧されるアクシデントに見舞われるなど余波も続き、大きな騒動となった。

 西村氏が審判を務めるのは騒動となった開幕戦以来で注目を集めたが、選手交代なども無難にこなし、任務完了。1―1で迎えた前半ロスタイムにゴールネットに吸い込まれたホンジュラスFWベントソンのシュートが“幻のゴール”となり、異議を唱えて警告を受けた際には、興奮するホンジュラスのスアレス監督(54)を優しい笑顔を浮かべながらなだめるシーンもあった。

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2014年6月21日のニュース