麻也「悔しい、悔しくて悔しくて…」次戦へ「全身全霊」

＜日本・ギリシャ＞サマラス（左）と競り合う吉田（ＡＰ）

Ｗ杯１次リーグＣ組 日本０―０ギリシャ

（6月19日 ナタル）
　最終ラインを支え、終盤は前線で攻撃にも参加した吉田は「悔しい」を繰り返した。「やり方が間違っていたとは思わない。悔しい、悔しくて悔しくてしようがない。少しの差で１点、２点入っていたと思う」。守勢に回ったコートジボワール戦から一転、ラインを高く保ち、積極的な攻撃サッカーを展開。だが勝ち点３は遠かった。

　数的優位の終盤はコートジボワール戦に続き、前線へ上がるよう指示された。ギリシャが攻撃に人をかけず守備に徹したため吉田の“高さ”に懸けた。だが、練習でもやっていない策に勝利を託すのはやはり難しかった。１次リーグ突破は２４日のコロンビア戦でのわずかな可能性に懸ける。「精神面を言うのは好きではないけど、体を投げ打ち全身全霊で戦いたい」と言った。