ルーニー40点目空砲 イングランド56年ぶり1次L敗退

[ 2014年6月21日 05:30 ]

<ウルグアイ・イングランド>後半30分、同点ゴールを決めるルーニー

W杯1次リーグD組 イングランド1―2ウルグアイ

(6月19日 サンパウロ)
 待ち望んだエースのW杯初ゴールも、勝ち点には結びつかなかった。ルーニーの得点で一度は追いついたイングランドが最後に力尽きて2連敗。コスタリカがイタリアに勝ったため、58年大会以来の1次リーグ敗退となった。

 不振にあえぎ、先発落ちも噂された背番号10が意地を見せた。初戦のイタリア戦は2列目の左で先発して1アシストを記録したが、決定機を外すなど低調。巻き返しを誓って臨んだ一戦は19歳のスターリングに代わり“本職”トップ下で起用された。0―1の後半30分、右サイドを突破したジョンソンのクロスをファーサイドに走り込み左足で冷静にゴール。W杯3大会目、通算10試合目の“目覚め弾”となった。それでも、チームは10分後に勝ち越し点を奪われ敗戦。事実上の終戦を告げるホイッスルを聞くと、ガックリうなだれた。

 代表通算40点目のメモリアル弾も空砲となり、試合後には取材エリアで立ち止まることなく、ぶ然とした表情。コメントを求められても「ノー。申し訳ない」とだけ発して会場を後にした。

 不機嫌モードも無理はない。周囲の雑音を一蹴するはずの「サバイバルマッチ」で明暗を分けたのは、皮肉にもエースの決定力の差だった。ウルグアイのスアレスが2度の絶好機をモノにしたのに対し、ルーニーは前半31分、ジェラードのFKをゴール前で頭で合わせたがポストを直撃。同10分の直接FKは枠をわずかに外し、後半9分にペナルティーエリア内でフリーで放ったシュートもGKに阻まれた。

 66年大会で優勝したサッカーの母国も、以降は90年の4位が最高と低迷が続く。若手を抜てきして臨んだ今大会も、56年ぶりとなる1次リーグ敗退。過渡期を迎えている現状では、経験値の上積みを再建への第一歩にするしかない。

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