スアレス　わざとハンド、かみつきで２度出場停止の問題児

＜ウルグアイ・イングランド＞前半３９分、先制ゴールを決め歓喜するウルグアイのスアレス

Ｗ杯１次リーグＤ組 ウルグアイ２―１イングランド

（6月19日 サンパウロ）
　【スアレスあらかると】

　☆生まれ　１９８７年１月２４日、ウルグアイ出身。

　☆経歴　０５年に母国のナシオナルでプロデビュー。０７年にアヤックス（オランダ）に移籍し、０９～１０年に得点王とＭＶＰを獲得。１１年にリバプール入り。今季は３３試合３１得点で初の得点王を獲得し、選手協会と記者協会の最優秀選手に選出された。

　☆代表　０７年にデビュー。国際Ａマッチ通算７８試合４１得点。Ｗ杯通算７試合５得点（１０年６試合３得点、１４年１試合２得点）

　☆確信犯ハンド　１０年Ｗ杯の準々決勝ガーナ戦の延長後半１６分に、相手シュートを両手ではじき出した。一発退場でＰＫを献上したが、相手が外してＰＫ戦に突入。ウルグアイはＰＫ戦を４―２で制した。結果的にスアレスのハンドが勝因となり、４０年ぶりの４強入りとなった。

　☆かみつき事件　１３年４月、チェルシーのＤＦイバノビッチに突破を止められると、もつれた相手の右肘にかみついた。主審は気づかず試合中に警告を受けることはなかったが、その後１０試合の出場停止処分となった。また、アヤックス時代の１０年には相手選手の左肩にかみつき、７試合の出場停止を受けていた。

　☆サイズ　１メートル８１、８１キロ。利き足は右。