×

コスタリカ ショートカウンター1発で大物イタリア食いに成功

[ 2014年6月21日 03:00 ]

<イタリア・コスタリカ>前半、先制ゴールを決め祝福されるコスタリカのルイス(右から2人目)

W杯1次リーグD組 コスタリカ1―0イタリア

(6月19日 レシフェ)
 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル第9日は20日(日本時間21日)、1次リーグ第2戦が行われ、“死のD組”で首位に立つコスタリカ(FIFAランキング28位)が1―0でイタリアを下し、グループ2位以上が確定。ベスト16に入った1990年イタリア大会以来2度目の決勝トーナメント進出を決めた。

 90年6月20日。くしくも初めて決勝トーナメント進出を決めた日と同じ日にコスタリカが24年ぶりの1次リーグ突破を決めた。運命に導かれたのかのような勝利だった。
 
 初戦で強豪イングランドを粉砕し、勝ち点3を獲得したイタリアとの対戦。両チームとも勝ち点3をつかみ取り、自力で1次リーグ突破を有利に進めるためにも、負けられない一戦だった。

 気温29度、湿度70%でサッカーをするには適さないコンディションにもかかわらず、コスタリカは自分たちのサッカーである“カウンター”で、イタリアを返り討ちにする。試合前にコスタリカのМFボルヘス(AIKソルナ)が「ボールを奪ったら、すぐカウンター。ノックアウトパンチのようにね」と明言したとおり、、前半、イタリアの中盤のイージーミスからボールを奪いカウンターを仕掛け、イタリアにプレッシャーをかけた。

 試合が動いたのは、前半終了間際の44分。左サイドでボールを持ったディアス(マインツ)からのセンタリングをFWルイス(PSV)がヘディングシュート。バーに当たって際どいところへボールが落ちたため、今大会から用いられているゴールラインテクノロジーでゴールと判定。コスタリカが待望の先制点を挙げ、この虎の子の1点を最後まで守り切った。

続きを表示

この記事のフォト

2014年6月21日のニュース