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1分け1敗から決勝T進出 23チーム中13%の狭き門

[ 2014年6月21日 06:08 ]

<日本・ギリシャ>厳しい表情のザッケローニ監督(AP)

W杯1次リーグC組 日本0―0ギリシャ

(6月19日 ナタル)
 日本は1次リーグ2試合を終わって●△の勝ち点1。出場32カ国となった98年大会以降、初戦●の46チームの中で2戦目△ながら3戦目に○で決勝トーナメントへ進出できたのは02年のトルコだけ。1次リーグ突破率はわずかに2・2%しかない。

 日本と同じ●△と逆の△●を含めて2試合終了時に勝ち点1だったのは延べ23チーム。この中で3戦目に○で勝ち点4としたのは8チーム。さらにその中で決勝トーナメントへ進出できたのは前出のトルコと02年のパラグアイ、10年のスロバキアの3チームだけ。3戦目に○でも5チームがそのまま敗退している。勝ち点1から残り1試合での1次リーグ突破率もわずかに13%しかない。

 【日本の決勝トーナメント進出の行方】

 ギリシャ戦で△の日本は勝ち点1止まり。ギリシャと勝ち点で並び、得失点差によってC組3位のままだ。日本の1次リーグ最終戦(24日)は現在勝ち点6でC組首位、すでに決勝T進出が決まっているコロンビア戦。日本が決勝Tへ進出するには、コロンビアに○で勝ち点を4にすることが最低条件だ。その上で、ギリシャ―コートジボワール戦の結果によって決勝T進出の可能性がある。

<コートジボワール○>

 日本のC組3位以下が確定し、1次リーグ敗退決定

<コートジボワール△>

 日本はコロンビア戦に2点差以上○ならばC組2位となり、決勝T進出決定。1点差○の場合はコートジボワールに勝ち点と得失点差で並び、総得点(現在はコートジボワールが3点、日本が1点)での争いとなる。日本はコートジボワールのギリシャ戦の得点数よりも3得点以上多い1点差○(例えばコートジボワールが0点の場合には日本は3―2、4―3…)が必要。1得点多い場合では総得点で劣り2得点多い場合では総得点は並ぶも、直接対決の成績(●1―2)で劣るため。

<コートジボワール●>

勝ち点4で並ぶギリシャと得失点差(現在は日本がマイナス1、ギリシャがマイナス3)の争い。例えば日本が1―0勝利の場合はギリシャが2点差以下○ならば日本の決勝T進出となる。得失点差も並んだ場合は総得点(現在は日本が1点、ギリシャが0点)で争う。それも並んだ場合は、直接対決が引き分けのために抽選によってC組2位を決める。

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2014年6月21日のニュース