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元日本代表FW岡崎慎司 引退理由は「膝のケガ」苦しい時期を救ってくれたのは香川真司だった

[ 2024年6月17日 15:20 ]

<岡崎慎司 現役引退会見>会見に臨む岡崎(撮影・西海健太郎)
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 サッカーの元日本代表で今季限りでの現役引退を表明したベルギー1部シントトロイデンのFW岡崎慎司(38)が17日、東京都内で会見した。引退理由について「膝のケガが一番の理由」と語った。

 引退の理由について「膝のケガが一番の理由」とした。試合で思うようなプレーができなくなり、悔しい思いを抱えていたことも明かした。「昨年12月ぐらいにプレーできなくなるぐらいのケガをして、サッカー人生で初めてやめたいと思った。燃え尽きるというか。このまま諦めたくない気持ちもあって、サッカー選手をつくっていきたいという思い始めた時にサッカー選手ではないと思った」と続けた。

 選手生活についての後悔があるか問われ、「後悔だらけ。ある意味、目標を口にしたものはほとんど達成できてない」と唇をかんだ。W杯優勝、北京五輪、プレミアリーグ2桁得点、ビッグチームでのプレー、40歳まで現役などの目標を挙げ、「W杯もワンチャンあると思っていたが…。悔しさだけが残っている。でも間違いではなかった。次の人生の先を見れた」と悔やみつつも、第2の人生を見据えた。

 日本代表では歴代3位の50得点を記録。しかし、その成績には「満足していない」と語気を強めた。「もっと取れた、もっと記憶に残る重要なゴールを取れると思ってやってきた。貪欲さと言われることが悔しい、そのメンタリティーがあったことが記録に残っているのかなと」。代表活動において歴史的なゴールはないとしつつ、「悔しさの方が残っているが、W杯最終予選アジア予選、南アフリカの時のゴールとか、うれしかったゴールはたくさんある」と振り返った。

 代表活動を離れて、苦しい時期もあった。「代表外れて最後の4年、改めて代表でプレーすることのやりがい、活躍してW杯出たいと思って。スペイン2部からのし上がっていくと」と強い気持ちを持っていたことを明かした。そして、何よりも支えになったのは“仲間”との会話だったという。「香川と同じ境遇にいて、彼とそういう話をすることで救われた、話すことで助けられた。向こうも刺激になったと思う。その存在があったから最後の4~5年頑張れたかな」と元日本代表FW香川真司(C大阪)への感謝を口にした。

 代名詞のダイビングヘッドと泥くさいプレーで抜群の得点感覚と決定力を発揮し、日本代表で歴代3位の50得点を記録したストライカー。05年の清水加入時はFWが8人いた中で8番手の評価だったというが、攻守に努力を惜しまないプレースタイルで日本代表まで駆け上がった。

 W杯には10年・南アフリカ大会から3大会連続で出場。11年1月のシュツットガルト移籍からマインツを経て15年夏にはレスターに加入した。1年目に世界最高峰のイングランド・プレミアリーグで36試合5得点を記録してクラブ創設132年目で奇跡的な優勝を果たした“ミラクル・レスター”の一員として名前を残した。

 今後は欧州で指導者として後進の育成にあたる。14年にはかつて所属したドイツのマインツに自ら「バサラマインツ」(現6部)を創設。「バサラ兵庫」(関西1部)とともに育成型クラブとして運営に携わってきた。

 シントトロイデンで現役最後の出場となった5月17日の今季ホーム最終戦後にはベルギーの地元メディアに「欧州でコーチになりたい。選手時代よりも優れた指導者になるだろう。いつか監督としてシントトロイデンに戻るかも。そうなれば素晴らしい」と夢を語っていた。指導者としても泥くさく道を切り開き、ステップアップを図っていく。

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