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南米3チーム目!パラグアイがトップ通過

[ 2010年6月25日 06:00 ]

<パラグアイ・ニュージーランド>激しく競るキレン(左)とJ・カセレス

 【W杯1次リーグF組 パラグアイ0―0ニュージーランド】今大会ここまで無敗と好調の南米勢が、また1位通過を果たした。パラグアイがシュート数で17―4とニュージーランドを圧倒した末に0―0と引き分けて、1勝2分けの勝ち点5。イタリアが本命と見られていたF組をトップ通過して、A組1位のウルグアイ、B組1位のアルゼンチンに続いた。

 後半36分に強烈なFKを放つなど、チームをけん引したエースFWサンタクルスは「相手が守備的で退屈な試合だったが、重要なのは1次リーグを通過したこと。とてもハッピーだ」と笑みを浮かべた。
 1次リーグ突破は、GKチラベルトを擁した02年日韓大会以来2大会ぶり4回目だが、1位突破は初めてだ。過去3度はすべて決勝トーナメント1回戦で敗退。その要因は1次リーグをすべて2位で通過して、1回戦で強豪と当たったことだった。86年はイングランド、98年はフランス、02年はドイツ。今回初めて1位通過を果たしたことで、1回戦の相手はE組2位となり、サンタクルスは「パラグアイはW杯で1度も準々決勝に進んだことがない。歴史を変えるチャンスなんだ」と初の8強進出に意気込んだ。
 今大会ここまで南米勢は無敗。ブラジル、アルゼンチンを中心にレベルが高い南米予選をパラグアイは3位で勝ち抜いてきた。「オレたちは予選でブラジルとアルゼンチンを倒している。過去最強のチームなんだ」と3大会連続出場のサンタクルスは胸を張る。1-1で引き分けたイタリア戦は2トップの守備的布陣、2-0で快勝したスロバキア戦は3トップの攻撃的布陣と巧みに戦術を使い分けられるのも強み。1位通過の勢いに乗って、次は“8強の壁”に挑む。

 ≪3戦全敗の決勝T“今度こそ”≫パラグアイが02年大会以来、2大会ぶり通算4度目の決勝トーナメント進出。過去3回の決勝T・1回戦は●■●と3戦全敗。3試合で延長戦を含め、計300分間戦って無得点。今回こそゴールを決め、8強入りなるか。

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2010年6月25日のニュース