スロバキア、初出場で１６強！前回王者倒した！

　【Ｗ杯１次リーグＦ組　スロバキア３－２イタリア】スロバキアが、チェコと分離独立後、初のＷ杯で番狂わせとなる初勝利を挙げ、１６強に進出した。

　鉄壁の守備を誇るイタリアから奪った貴重な先制点が大きかった。前半２５分、相手の不用意なパスをカットし、スルーパスを受けたビテクがゴールにけり込んだ。バイス監督は１９９０年イタリア大会で旧チェコスロバキア代表として出場し、イタリアに敗れた因縁があった。当時生まれたばかりだった息子のバイスはこの日先発を外れたが「チャンスがある」とあきらめず、チーム全体が集中力を切らさなかった。体格を生かしたシンプルな攻めとイタリアの攻撃を高さではね返した守り。バイス監督も選手と抱き合い、勝利の余韻に浸った。（共同）