×

強豪“本気”参戦!マンCも本田獲り

[ 2010年6月25日 06:00 ]

プレミアも参戦!マンチェスターCが獲得に乗り出していることが分かった本田

 プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティーが、日本代表MF本田圭佑(24=CSKAモスクワ)の獲得に乗り出したことが24日、分かった。本田についてはバレンシア、セビリア、Aマドリードのスペイン勢が獲得に名乗りを上げているが、W杯での活躍により“本田株”が急上昇。移籍金が高騰して獲得できるクラブが絞られる中、資金豊富なマンチェスターCが争奪戦に参入してきた形だ。

【日本メンバー
E組日程・結果、順位表


 本田争奪戦に世界屈指の“金満クラブ”が新たに加わった。関係者によると、今季プレミアリーグ5位のマンチェスターCが獲得に乗り出したという。本田の代理人を務めるオランダ人のケース・プルーフス氏に近い関係者が「プレミアではチェルシーも興味を示しているが、マンチェスターCは本田獲得に本気のようだ」と証言した。
 今季、CSKAモスクワの一員として出場した欧州チャンピオンズリーグで活躍した本田には、バレンシアやリヨン、フィオレンティーナなど数多くのビッグクラブが早くから注目していた。さらに、14日のW杯1次リーグ初戦カメルーン戦で1―0勝利の立役者となる決勝弾を決めたことで今や欧州市場の目玉となり、本田がプレーを希望するスペインでもバレンシアに加えてセビリア、Aマドリードも獲得に名乗りを上げていた。
 だが、本田の評価が高まるに連れて移籍金が高騰。本田獲得に必要とされる移籍金は現在、2000万ユーロ(約22億円)以上と言われており、資金が豊富ではないクラブは主力を放出して移籍金を用意しなくてはならない。その中で浮上したのが、資金面では全く問題がないマンチェスターCだ。
 マンチェスターCは08年9月、オーナー権がタイ前首相のタクシン氏からUAEの投資グループADUGに移ったことで世界屈指の金満クラブに。今や資金力はロシアの石油王アブラモビッチ氏が会長を務めるチェルシーをしのぐと言われている。09年夏にも巨額を投じ、マンチェスターUからアルゼンチン代表FWカルロス・テベス、アーセナルからはトーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨールを獲得。来季は悲願の欧州CL出場権獲得に向けてさらなる補強を画策しており、その獲得リストに本田の名前が加えられたという。金満クラブの参戦で、日本代表のエースの周辺はますます騒がしくなってきた。

 ▽マンチェスター・シティーFC 1887年に創設。主なタイトルはリーグ2回(1936~37年、67~68年)、FA杯4回(1903~04、33~34、55~56、68~69年)、欧州カップウィナーズカップ1回(69~70年)。同じマンチェスターが本拠地のマンチェスターUが全国区で世界規模のクラブであるのに対し、下層労働者階級のサポーターが多い。チームカラーは水色。本拠地はシティー・オブ・マンチェスター(収容4万8000人)。

続きを表示

2010年6月25日のニュース