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川崎F 大雪の中、手痛い2連敗

[ 2010年3月9日 21:23 ]

北京に敗れ、激しい雪の中を引き揚げる川崎イレブン

雪中の激闘!川崎F、中国王者に敗れ2連敗

 【川崎F1―3北京国安】激しい雪がピッチを真っ白に覆った。おぼつかない足もと、滑ったり止まったりするボール、つながらないパス。前線で鄭大世が「とにかくボールをけれ」といら立つ。悪条件の中でホームの川崎は完敗し、痛恨の1次リーグ2連敗スタート。決勝トーナメント進出まで雪にかすんだ。
 気温0・9度。寒さに縮こまったのは川崎の方だった。この日の最低気温が氷点下11度という極寒の北京から訪れた相手は確実にパスをつなぎ、川崎のミスを突いてきた。前半37分、クリアミスから先制点を奪われた。
 すぐにCKから菊地のゴールで追い付いたものの、風下の後半、王長慶に華麗なシュート2本を決められた。こぼれ球をことごとく拾われ、稲本は「球際の強さが足りなかった」と言い、高畠監督は「全体的にパワー不足」を敗因に挙げた。
 大黒柱の中村があごに大けがを負った城南(韓国)戦に続き、2点差での黒星。まだ逆転の可能性はあるが、鄭大世は「1次を突破するチームは連敗なんてしない。悠長に次があると言いたくないが、次こそ背水の陣」と話した。過去2度の8強をこえる高みを目指すクラブは、早くも苦境に追い込まれた。

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2010年3月9日のニュース