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C大阪ノンキな指揮官と思いきや、実は…

[ 2010年3月9日 08:40 ]

 大宮戦の完敗から一夜明けた8日、C大阪は大阪市西成区のグラウンドで神戸と練習試合を行い、3―0で勝利した。控え組同士の対戦ながら昨年の主力が中心メンバーだったため、連係不足を露呈した前日の主力と比べても完成度の違いは明らか。パスを巧みにつないで3得点を挙げた。しかし視察したレヴィー・クルピ監督は、控え選手のプレーを称えた一方で、14日の大阪ダービー(長居)で先発を変更しないことを明言。「いじることはない。新加入選手を機能させることを大事にしたい」と強い口調でまくしたてた。

 大宮戦後はノンキな発言を繰り返していた指揮官も、実は相当の負けず嫌い。J2時代には敗戦後に頭に血が上がり過ぎて会見不能になったこともあるだけに、前日も怒りを爆発させたに違いない。血圧上昇覚悟で我慢の起用を続ける。
 監督同様に選手の気持ちにもスイッチが入った。MF香川は「今でも悔しい。この1週間を危機感を持ってやりたい」と厳しい表情を見せた。チームは発展途上であっても、大阪のライバルに意地でも負けるわけにはいかない。

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2010年3月9日のニュース