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雪中の激闘…川崎F、中国王者に敗れ2連敗

[ 2010年3月9日 18:54 ]

<川崎F・北京>前半、相手GKと交錯する川崎・黒津

川崎F 大雪の中、手痛い2連敗

最悪ピッチで光るプレーも…稲本は険しい表情

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は9日、1次リーグ第2戦を行い、E組の川崎Fはホーム・等々力で昨季の中国スーパーリーグ王者・北京国安に1―3で惨敗した。1次リーグ2連敗で勝ち点は0のまま。決勝トーナメント進出は厳しくなった。

 気温1度、雪が降りしきる悪コンディションの中での一戦。川崎Fは雪の積もったピッチにFW黒津のスピード、FWレナチーニョのドリブルを封じられ、苦戦を強いられる。前半36分には相手FWグリフィスが左クロスに抜け出して北京国安が先制。しかし4分後、川崎FはMF田坂の左CKにMF菊地が頭で合わせて追いつき、1―1で前半を終了した。

 後半、勝ち越しを狙う川崎Fはセットプレーでチャンスをつくったが、レナチーニョのシュートがポストを直撃するなどゴールは遠い。逆に同20分、ゴール前でのマークが甘くなり、MFワン・チャンチンに勝ち越し弾を許すと、41分にはディフェンス陣が前がかりになったところにループシュートを決められて北京国安がダメ押しの3点目。MF中村、FWジュニーニョの攻撃の要2人を欠く川崎Fは、悪天候でホームの利を生かせず、痛い連敗を喫した。

 ▼川崎・高畠監督 このピッチ状態でホームの利はなくなった。全体を通してパワー不足。こぼれ球は気持ちの強い方に転がってくる。その点で相手の方が上回った。

 ▼北京国安・洪元碩監督 天気が悪い中、両チームとも頑張ったが、川崎はチャンスを生かせず、こちらはチャンスを生かした。2点を取った王長慶のパフォーマンスが良かった。

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2010年3月9日のニュース