【宝塚記念1週前追い】キセキ、ミルコ手応え「大人になった」

[ 2018年6月14日 05:30 ]

ミルコ・デムーロ騎手を背にCWで単走で追い切りするキセキ
Photo By 提供写真

 「第59回宝塚記念」(24日、阪神)の1週前追い切りが東西トレセンで行われ、昨年の菊花賞馬キセキ(牡4=角居)がCWコースに登場。手綱を取ったM・デムーロと共にリズム良く駆け抜けた。6F82秒8〜1F12秒1の時計は目立つものではないが、最後まで人馬の息はピッタリ。暮れの香港ヴァーズ(9着)以来のコンビを組む鞍上は「いい感じ。筋肉が付いているし体に幅も出た。大きくなって大人になっている」と成長に目を細めた。

 今年初戦の日経賞(9着)は我慢できず向正面で早々と先頭に立ち、最後は余力がなかった。「(騎乗した)クリストフ(ルメール)も“ペースが遅くて引っ掛かった”と。競馬にいくとテンションが高くなり、折り合いが難しい」と課題を挙げる。

 前走後は放牧でリセット。辻野助手は「普段から馬場で調教したりして工夫している。実戦に結び付けば」と力を込める。気性面からも距離短縮は好材料。ミルコも「2000ぐらいが一番いい。この舞台も大丈夫だと思う」と昨年のサトノクラウンに続く連覇を狙う。先週9勝を挙げ、リーディングトップに返り咲いた名手が18年の上半期を締めくくるか。

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2018年6月14日のニュース