【ユニコーンS】ルヴァン、2週連続ハードワーク

[ 2018年6月14日 05:30 ]

併せで追い切るルヴァンスレーヴ(左)(撮影・近藤大暉)
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 現3歳世代初のJRAダート重賞「第23回ユニコーンS」の最終追いが13日、美浦&栗東トレセンで行われた。昨年暮れのG1全日本2歳優駿(川崎)を制したルヴァンスレーヴは併走遅れも、2週連続で古馬オープン馬と併せる意欲的メニュー。前走・伏竜S(2着)で連勝はストップしたが、再進撃確実のこん身仕上げだ。

 1番人気候補ルヴァンスレーヴは先輩ミッキージョイ(6歳オープン)に胸を借りて最終メニュー。Wコースで2馬身追走し、直線は内へ。さすがに相手は古馬オープンで掲示板入りする実力馬。手綱を持ったままなのに対し、負けじと食らい付き1馬身遅れで続いた。6F82秒9〜1F13秒1(いっぱい)。見た目の印象は地味!?でも脚色は最後までパワフル。先週6日は坂路で先輩オープン馬アデイインザライフ(7歳)とびっしり併せ、2週連続ハード調教。現3歳世代初のJRAダート重賞に懸ける思いが伝わってくる。

 管理する萩原師は「追い切りの動きは良かった。いつもの攻め過程と同じような感じで調整できたし、前走と比べても変わりない状態」と合格点を与えた。

 昨年暮れの交流G1・全日本2歳優駿は3コーナーから一気まくりで無傷3連勝。当時3着ハセノパイロが6日の東京ダービー(大井)を勝ったことから、レースレベルの高さは歴然。単勝1・6倍に推された前走・伏竜S(2着)で、まさかの初黒星を喫したが「馬体増(10キロ増)は成長分。勝った馬(ドンフォルティス)が強かったが、内容は悪くなかった」(同師)と冷静に分析している。

 今回の東京ダート1600メートルでは、昨秋プラタナス賞で「1分36秒2」の衝撃の2歳コースレコード。ユニコーンSの過去10年優勝馬の平均タイムは1分36秒0で2歳時点で勝つ戦力を備えていた。指揮官は「東京は一度しか走っていないので適性に関しては何とも言えないが、いい結果を出せるようにレース当日まで努めていきたい」と再進撃を誓う。再コンビのM・デムーロを背に東京で再び衝撃を起こすのか?唯一のGI馬に注目は集まっている。

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2018年6月14日のニュース