鈴木保奈美 BSテレ東MC番組「あの本、読みました?」レギュラー化に喜びも「かなりマニアックだと」

[ 2024年3月5日 12:44 ]

BSテレ東「あの本、読みました?」でMCを務め鈴木保奈美
Photo By スポニチ

 女優の鈴木保奈美(57)が5日、東京・六本木の書店で行われた「BSテレ東2024年4月クール編成説明会」にゲスト出演した。

 鈴木は4月からレギュラー放送がスタートする新番組「あの本、読みました?」(木曜後10・00)でMCを担当。昨年11月に4週連続、今年1月に2回、計6回のパイロット版が放送され、満を持してのレギュラー化となる。

 番組を受けたいきさつについて「元々読書が好きで、1つ大きな仕事が終わるとご褒美に本屋に行くってのを楽しみにして、時々何冊かまとめて読むという趣味がありまして」と鈴木。「とにかく本屋さんで撮影ができるだけで楽しそうだなと思って、お受けした。“好きな本屋さんに行って、好きな本を眺めることができるんだ!”っていうだけで、最初は“はい、やります!”って言ってしまった」とにっこり。「本の番組というと、どうしても作家さんが興味の対象となるとは思うんですけど、本屋さんにロケにお話を伺うとか、いわゆる裏方さんがとても個性的にいろいろな面白いことを話してくださるので、とても楽しいですね。かなりマニアックだと思いますけど」と笑顔を浮かべた。

 パイロット版では吉本ばなな氏、島本理生氏などが登場。今後も、原田マハ氏をはじめ、さまざまな作家が登場。宇宙飛行士の野口聡一氏も登場するとし、「どういうわけか野口聡一さんが来てくれて。プロデューサーがどういう手を使ったんだろう、と思いました。とっても面白い話をしてくださって」と目を輝かせた鈴木。レギュラー化にあたり「たくさん本を読まないといけないので大変です。楽して面白い番組は作れないと。作品として、番組として放送されるまでにとても時間的コストがかかる。地道に手が抜けない時間的なコストはかかる。そこは努力します」と話した。

 同局の林祐輔プロデューサーは「(この番組の)ターゲットは完全に本好きです。本好きにぐさりと刺さる番組を作ろうと番組を始めました」と説明。鈴木の起用には「本好きに刺さるには絶対本好きの司会だろうとお願いしました。最初のロケ(の書店)で好きなおもちゃに囲まれているような表情で、それで確信しました。これは絶対にいけるだろうと」と太鼓判を押した。

 鈴木は「本を読むのは小さい頃から好きで、なぜ好きかと言われると分からないですけど」と話しつつ「(きっかけは)幼い頃に読んだ本で獅子文禄の『悦ちゃん』。祖父の本棚から勝手に取り出して、小学校1~2年生時に読んで、それはいまだに持っています」。またこれまでに衝撃を受けた本として村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」を挙げ、高校生の時に読んだといい、「物凄いパンチ力と、凄まじいエネルギーに、こんな世界があるんだと、大人の小説ってすごいなと、それは衝撃でしたね」と語った。

 自身の本を買う時のこだわりも告白。「書評を見て、実際に本屋に行って、最初の3行を読んで、この本は好きそうだなって思うと、買って帰ることが多いです。私は実物見ないと納得しないたちなので。その本のデザインとか実感、あまりデジタルが得意じゃないというのもあります。(ジャケ買いも)表紙で気に入って、3行読んで気に入ったら、連れて帰る」と話した。

 鈴木は「この番組に携わって、新しい作品にどんどん出会うことができて、そこから新しい人間関係も広がって、自分の自身の世界観がどんどん変わりつつある。それと同じような体験を視聴者にもお届けしたい。本をきっかけに世界観が広がる番組にしていきたい」とアピールした。

 4月改編のテーマとして「セグメント・マスメディア戦略」を掲げた同局。月~金曜の午後9時台、10時台は年齢層は考えず、特定のジャンルやテーマに興味・関心を持つ視聴者をターゲットにするゾーンに設定。戦略ゾーンでは「積極視聴者」と深くつながっていく番組を編成するという。戦略ゾーンでは「あの本、読みました?」は唯一の新番組となる。同局の看板番組「日経ニュースプラス9」にはMCに八木ひとみを起用し、午後9時からのスタート(金曜を除く)に変更。とにかく経済にこだわった切り口でビジネスパーソンに届ける。

 4月の改編率はゴールデン帯58・1%、プライム帯48・6%、全日帯15・2%の大幅改編となる。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年3月5日のニュース